耳鳴りと認知症

耳鳴りと認知症について

認知症とは様々な原因で脳細胞が死に、その働きが悪くなって日常生活に支障が出るような病気を指しており、この病気に悩まされている方は症状の一つとして耳鳴りが引き起こされます。

 

認知症は、脳の神経細胞が変性してだんだんと縮み、記憶障害などを引き起こすアルツハイマー病と、脳の血管が破れる脳血管障害の2つに大きく分類できるのです。

 

どちらの認知症でも、耳は脳の機能と密接な関わりがあるので、脳に異常が生じることで耳鳴りといった症状が生じるのでは決して不思議なことではありません。

 

アルツハイマー病は高齢者の方が引き起こす病気の一つだと考えている方がいらっしゃいますが、50代という年齢で生じることもあるので、若いからといって安心はできないのです。

 

それに、重度の難聴を患っている方は、認知症を引き起こすリスクが増大しているというデータがあり、確実な関連性があるというわけではないものの、統計的に関連があると判断できます。

 

難聴の症状は耳が聞こえにくくなるだけではなく、耳鳴りを伴う可能性も十分にあるので、認知症と耳鳴りには関係性があるということが見て取れるはずです。

 

年齢を重ねていくと、つい昨日食べた食事を忘れるといった物忘れが激しくなりますが、認知症とこの症状は大きな違いがあります。

 

確かに、少々似ている部分もあるものの、認知症の場合は「出来事の全てを忘れてしまう」「季節の感覚がなくなる」「判断力が大きく低下する」「物忘れの自覚がない」というように、物忘れでは済まされないような症状が引き起こされるのです。

 

認知症になれば一人で生活することは困難となるので、ご家族や友人で気になる症状の方がいらっしゃるのであれば、早めに専門医の診察を受けた方が良いでしょう。

 

認知症の早期発見の方法として、耳鳴りの症状が挙げられ、耳がおかしいということで病院へ行くと、脳の萎縮が見つかって認知症だと診断された方は増えております。

 

耳鳴りは生理現象の一つとも言えるので、一度引き起こされたからといって病気を疑う必要はないものの、大きな病気が影に隠れているケースは決して稀ではないのです。

 

認知症ではないにしても、難聴の症状が進行しているかもしれませんし、放置していることで人とのコミュニケーションがどんどん取れなくなっていきます。

 

認知症を完全に治す方法は現代でも見つかっていないものの、最適な治療やケアを早期の段階で始めることによって、症状のスピードを遅くするのは十分に可能です。

 

主に、薬物療法とリハビリテーションが治療の主体となっているので、専門医の指示にしっかりと従うようにしてください。

 

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