耳鳴りと聴力検査

耳鳴りと聴力検査について

耳鳴りが止まないということで病院を受診すると、聴力検査や耳鳴りの音や音程を調べる検査が行われます。u

 

聴力検査は、防音室に入ってヘッドフォンを装着し、オージオメーターという装置から発せられる音を聞いて、どのくらいの音から聞こえるのか調べていくのです。

 

聴力検査にかかる時間は、20分〜30分程度で、30〜50dBであれば「軽度の難聴」、50〜70dBであれば「中程度の難聴」、70dB以上であれば「高度の難聴」と診断されます。

 

耳鳴りと聴力には特に関係性がないと思うかもしれませんが、突発性難聴のように聴力の低下によって耳鳴りの症状が引き起こされる可能性は十分にあるのです。

 

そのため、患者さんがどのような耳鳴りの症状で悩まされているのか確かめるために、聴力検査が行われるという仕組みになっております。

 

今は耳鳴りが引き起こされていないという方でも、聴力は加齢によってどんどん下がっていきますし、もしかしたら難聴の症状が少しずつでも表れているかもしれません。

 

仮に、外耳や中耳の機能が低下したとしても、音を聞き分ける能力は衰えておらず、補聴器で音を大きくすれば理解できるようになるものの、内耳の異常は言葉の聞き取りが困難となり、補聴器を装着しても回復が難しいのです。

 

そこで、自分がどの程度聞こえているのかチェックするために、病院で聴力検査を行う前に、ある程度把握しておく必要があります。

 

「テレビの音が大きすぎると誰かに指摘される」「複数の人が集まると声が聞き取りにくい」「聞き直しが多い」「人から呼ばれても気が付かないことが多い」「無意識に耳に手を当ててしまう」という症状が多ければ、何かしらの聞こえのトラブルが起きている可能性大です。

 

このような症状に加え、更に断続的な耳鳴りが引き起こされているようであれば、早めに病院へ行って症状を診てもらい、今後どのような対策を打てば良いのか伺った方が良いでしょう。

 

現実的に耳鳴りの原因は不明なことが多いのですが、耳鳴りを感じるという患者さんに聴力検査を行うと、約8割の方が難聴を引き起こしているというデータがあります。

 

何も処置を施さなければ、ただ聴力は落ちていくだけなので、早めに耳鼻科を受診した方が良いということは間違いないです。

 

それに、耳鳴りが難聴によって引き起こされているのではなく、脳や内耳にできた腫瘍のサインという可能性もあり、治療が遅れることで取り返しのつかない事態になるかもしれないので、十分に注意してください。

 

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